シュタイナー学園の教育 自由への教育

シュタイナー学園の教育活動は、自ら学ぶ意欲を生涯失わず、あたたかい心を持ち、世界に対して働きかけられる人を育むことを目指します。

自由への教育

シュタイナー教育は、確立された人間観に基づく一貫したカリキュラムを持っていますが、学校で子どもたちにシュタイナーの思想をそのまま教え ることはありません。自然や世界への畏敬の気持ちは大切に育みます。しかし、シュタイナーの思想に限らず特定の世界観を子どもに教え込むことは避けます。 理想や理念は「外から与えられる」ものではなく、成長した子どもたちが一人ひとりの内に育て、いのちを吹き込むものだからです。

子どもたちが、外側からの権威や価値にもたれかからずに、自分で考え、自分の感情を膨らませ、自分の意志を行動と結び付ける「自由」をもった大人になれるように育むこと。これが《自由への教育》です。

「芸術」としての授業

芸術科目だけではなく、あらゆる授業が音楽や動き、色彩の要素を取り入れた芸術的な時間となることを目指しています。 子どもすべてが本来もっている芸術への衝動を育み、学びを心を動かす体験とすることで、血の通った知識を身につけます。

エポック授業 105分×3週間

基本科目─国・算・理・社・フォルメン線描(1~4年)─は、毎朝1時間45分を使って、3週間前後ひとつの科目をじっくり学びます。担任教師が担当するこの時間を、エポック授業と呼びます。同じ科目を取り上げるのは年に数回。たっぷり浸り切って学んだ後は、しばらく休んで別の科目に入りま す。学んだことをいったん忘れることによって、それが新しい段階の記憶となって蓄積されていきます。

一年の歩みをつづる「成長の記録」

知・情・意の調和を重視するシュタイナー学園では、知的発達だけを点数で表すテストや評価はありません。それぞれの子どもの総合的な成長の様子を各教師が記した「成長の記録」を学年末に保護者にお渡しします。子どもは、自らの興味と関心の深まりのみによって学びを進めます。

1年生から8年生まで同じ担任・同じクラス

シュタイナー学園では、1年生から8年生までの8年間を教育上のひとまとまりと考えています。学齢の始まりから、思春期にさしかかる子どもたちの成長の全体を見通すために、この期間は原則として一人の担任が受け持ちます。子どもたちはクラスメートと一緒に様々な節目を乗り越えながら、互いを真に知り、共に生きるすべを身につけます。そして8年間権威として目前にいた担任を乗り越え、離れることによって健全な思春期を迎えます。9年生では高等学 校へのかけ橋としての学びを始めます。

外国語

初等部1年生から外国語を学びます。言葉の響きや文型は、その国の文化を背景に持っています。子どもたちは歌い、劇をし、文章を書く中でそれを体験します。外国の地理や歴史を学ぶ授業と合わせて、その言語を学ぶ学年もあります。

多様な体験授業

田植えから収穫に至るまでの「米作り」、木材を切り出すことから始める「家作り」、クラス劇の上演、手の仕事、工芸など、手足を実際に働かせながら、体験を通して学ぶことで理解を深め、行動に結びつける力を培います。

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