5年生校外学習(2012/10/3〜4)

5年生校外学習「愛川町ふれあいの村合宿」

 郷土学の学びの1つとして、5年生は10月に神奈川県愛甲郡愛川町を訪れました。愛川町は神奈川県の伝統産業、半原の撚り糸で有名です。昔は水車の動力を利用し、宮大工の作った撚り糸の機械を動かして、生糸を撚り糸にして出荷していました。また、海底和紙(おぞこわし)といって、障子紙としてよく知られた紙も古くから作っていました。

 10月3日(水)に、その学びのために半原繊維会館を訪れた5年生21名は、早速海底和紙の作り方を地元の人から教わりました。和紙の原料がこうぞ、パルプ、マニラ麻であることやとろろあおいで練り合わせて作ることを学び、作業の流れを教えてもらった後に実際に自分たちで作ってゆきました。作ったものは、郵便番号を書くはんこを押して、郵便はがきとなりました。柔らかなさわり心地のはがきができてどの子どもも嬉しそうな表情をしていました。

 その後は、神奈川県の水がめである宮が瀬ダムの放水を見学し、横浜シュタイナー学園の5年生と合流して、その日の宿泊先の愛川ふれあいの村へと向かいました。広い運動場で遊んだ後は、野外炊飯の用意です。横浜シュタイナー学園の子どもたちとグループになって、カレーとご飯を作り始めました。

 薪に火を付けるのに、山から杉の葉や木切れを探してきて火起こしをし、どの班も上手に火をおこし、その間に野菜を切ったりする人と分かれて野外炊飯はちゃくちゃくと進んでいきました。大変だったのは、火の火力が強まらず沸騰させることができなかったことでした。そのためごはんが硬いお米のままの班があったり、カレーのにんじんやじゃがいもも硬いままの班がありました。その結果、おいしい!という声多数、まずい…という声が少々ありましたが、ごちそうさまの挨拶の時にはどの班の鍋もすっかりと空になっておりました。

 夜はみんなで歌を歌ったり、お話を聞いたりして(怖い話もありました)和やかなひと時をすごして眠りにつきました。

 4日(木)には、朝食をいただいた後に、3日に引き続き半原繊維会館へ向かいました。今度は半原の撚り糸の工場の見学。糸を撚ることによって、糸は太くなり丈夫になる過程を実際に見せてもらったり、私たちの服の繊維の種類や、どこで作られているものかなどの話も伺いました。そのあとに、本格的な織り機の前に各自が座らせてもらい、指示に従って、手と足を巧みに使いながら美しい糸の模様の自分だけのコースターを織りあげてゆきました。

 繊維会館の裏には中津川という、昔水車がたくさんあった、水の澄んだ川があります。昔の風景に思いを馳せながら、残暑厳しい中、お弁当の前に川遊びを楽しむこともできました。

 横浜シュタイナー学園とともにさまざまな体験をした貴重な二日間となり、愛川町の伝統を学ぶ良い機会となりました。初めてことの多い校外学習でしたが、一人一人にとって思い出深い二日間となったことでしょう。


コメントは停止中です。