デヴィッド・アンダーソンさんの演劇特別講義

10月8日から約一週間、ニューヨークのシアターカンパニーである、ウォーキング・ザ・ドッグシアターのデヴィッド・アンダーソンさんがシュタイナー学園にいらっしゃいました。

イギリスで教員養成講座を終え、俳優でもあられるデヴィッドさんは、長年、アメリカ・アジアを中心に各国のシュタイナー学校で演技指導をされています。シュタイナー学園にも5年ほど前から毎年来てくださっていて、今年も8年生の子どもたちの英語劇の指導をしてくださいました。

     

子どもたちは劇となると本番では頑張りますが、8年生といえば思春期でもあり、よほど英語や演劇が好きな子どもでないと、まとめるのが難しい年ごろ。この時期に、教員ではない、プロの演出家や俳優を招いて指導していただくと、子どもたちはイキイキした様子で、緊張感をもって学んでいきます。

デヴィッドさんのその場でパッと模範演技を見せながらの演出力は素晴らしく、本物に触れることで、子どもたちも刺激を受けます。

特にウォーミングアップを丁寧にし、giveとreceiveの関係を大切にしています。ただセリフを覚えて言うだけではなく、演者と観客、俳優同士で「与え合う」「受け取り合う」という両者の関係を徹底的に築くのです。

例えば、戦いのシーンでも、ただ無作為に動くのではなく、デヴィッドさんが形をきちんと決めて示すことで、自然に、動きと言葉に感情が結びついてきます。

子どもたちは、最後には言葉の壁も超えて演技に入り込み、英語劇を演じることの喜びを得た様子でした。

教員 浦上裕子

 

 

 


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