学校法人 シュタイナー学園

活動報告

2023.10.11

教育

自然に囲まれた、あたたかなもうひとつのおうち 「おひさま子どもの家」

学校法人シュタイナー学園 ニュースレター
VOL.168 2023.10.11

高尾・陵南公園の近くにある「シュタイナー保育園 おひさま子どもの家」。9月からは定期的に見学会がはじまっています。園の先生方に、日々大切にしていることや「おひさま子どもの家」ならではの保育を伺いました。


「なんといっても、お散歩の道が豊かです。近くに緑豊かで広大な陵南公園があるので、春は桜、秋はいちょう並木というように、四季折々の風景を楽しみながらたくさん歩くことができます。園の小さなお庭でも梅やブルーベリー、さつまいもや稲などを育てているので、梅ジュースにしたりおやつを作ったり、季節の恵みをいただいています。夏のお散歩の後にいただく梅ジュースは、子どもたちのお楽しみのひとつです」
 
「園の中には、あたたかな言葉、優しい動きが満ちています。私自身、初めて園に入った瞬間に心も身体も安らいだことを覚えています。一つひとつのおもちゃや物をとても大切に丁寧に扱うこと、季節のお花を飾ること、食事の時間は手をあわせ、お祈りを唱えて感謝していただくこと…。そこには目にはみえないけれども “生きたもの” の心地よさを確かに感じます。この日々の繰り返しが、子どもたちを自然に導くのだと思います」
 
「我が家の子育てにもシュタイナー教育がとても力になりました。人を信じる力。自分を信じる力。そして、成長していく中で子どもたちが自ら喜びや楽しみをみつけていく姿にはいつも感動させられます。 “成長するって楽しいよ、嬉しいよ!” おひさま子どもの家の子どもたち、そして、ここに集うたくさんの方々と一緒に小さな幸せを一つひとつ積み重ねていきたいです」
 
「私が大切にしていることは、自分が正しい行いをしているのか? 子どもたちの前に立って恥ずかしくないか? と自分自身に問いかけることです。朝、「おはよう」と子どもたちと挨拶を交わすとき、子どもたちは昨日とはまた違う神聖な存在であるということを忘れないようにしています」
 
「これまでシュタイナー教育を行う園以外にも様々な園で子どもたちと関わってきました。どの園も、 “子どもたちがしあわせになるには?” という保護者たちの共通の想いや願いがあるように感じています。おひさま子どもの家は少人数なので、一人ひとりの成長にそって、丁寧に関われることがとても嬉しいです。また、この場所が子どもたちにとって、あたたかな “もうひとつのおうち” になりますようにという気持ちでいます。
おひさまならではというと、幼児期は人の一生を支える体(自分のおうち)をつくるとき。園の近くには樹の根がでこぼこしている散歩道が多くあるので、子どもたちと一緒にたくさん歩いています。先日新たな散歩道をみつけたので、これから子どもたちと歩くのが楽しみです」

ライター /  “発達が気になる子” のための土曜クラス保護者 林亜沙美


「おひさま子どもの家」は子どもだけでなく、大人も安心感やあたたかさを思い出せる場所です。現在、園では定期的に見学会を開催しています。詳細は下記をご覧ください。
【見学会開催中】
〈日程〉
10月16日(月)、23日(月)、30日(月)
11月6日(月)、13日(月)、20日(月)、27日(月)
12月4日(月)、11日(月)
〈時間〉
いずれも10:10〜10:40
※お子様連れでの見学はご遠慮いただいています。保護者の方おひとりでの見学をお願いします。

【問い合わせ先】シュタイナー保育園 おひさま子どもの家
(企業主導型保育事業・認可外保育施設)
https://www.steiner.ed.jp/ohisama/